Product開発事業
Product
- N53 PROJECT
- 高速発酵処理機
- バイオの力を利用した、
環境に優しい発酵処理装置 - 高速発酵処理機 は、ごみ処理問題を抱える自治体の悩みに応えて開発された、全く新しいバイオ式生ゴミ処理機です。
生ゴミの焼却量を大幅に減少し、ゴミ処理コストの削減や埋立地不足の問題をクリアするだけでなく、家庭から出る生ゴミをリサイクルすることで、地域に暮らす一人ひとりが参加できるコミュニティを生み、街と人が一体となった循環型のエコロジーシステムを実現します。
Quality
-
01
Surveillance自動監視システム
生ゴミ処理機の状態はモバイル通信者でクラウドに転送され自動監視されています。 -
02
Cost Reductionコストの大幅削減
クラウドやIT活用でマンパワーを削減でき、保守・修理のコストを最小限に抑えられます。 -
03
Sustainableサスティナブルな社会
高効率な生ゴミ処理機で堆肥利用など持続可能な社会を実現できます。
Sustainable
導入のメリット
- 01有機性ゴミの大幅な減量化と、リサイクル
- 02脱・焼却による焼却コストの削減と、最終埋立地の延命
- 03ダイオキシン発生の抑制
- 04CO2発生量の削減と。地球温暖化の抑制
- 05できた有機堆肥による土壌の改善(地力の回復)
- 06ひとりひとりの環境意識の高まり
- 07有分別・資源化の推進による地域環境への貢献
わが国で排出されるゴミ総量は、年間4億5000万トン。今や一般家庭などから排出される一般ゴミだけでも5000万トンに達しています。このうち、食品製造業からの食品残さが340万トン。一般家庭や外食産業など事業者からの食品残さが1600万トン。あわせて2000万トンという膨大な量の生ゴミが、毎年、焼却や埋め立て処分され続けているのです。(H8厚生省資料等より)わが国のゴミ焼却率は実に75%。EU諸国の20%をはるかに上回っています。焼却処理に関しては、ダイオキシン問題に代表される、地域住民への健康不安の高まり。CO2発生による地球温暖化への懸念。最終処分場の埋め立て残余容量のひっ迫など、さまざまな弊害や課題が指摘されています。
平成13年5月より、食品廃棄物のリサイクルに関する法律も施行されています。国も循環型社会の実現に向けて、本格的に動きはじめています。「脱・焼却」の動きが急ピッチで進むなか、
従来からの焼却処理に代わるものとして、今もっとも注目を浴びているのが有機性ゴミの『堆肥化』です。
長きに渡る化学肥料の使用は農地の酸性化をよび、保水性・透水性の低下とともに、土壌にもっとも大切な有用微生物などを遠ざけてきました。土壌改良材や有機堆肥を使用することにより、疲弊しきった農地は本来の地力を回復し、保水性・透水性の向上および有用微生物群の活動により、我々においしい野菜や果実を届けてくれるようになるのです。また、恩恵は農地だけに留まりません。家庭菜園やガーデニング、公園の樹木などにも幅広く利用することができます。発酵処理された生成物は、良質な土壌改良材や堆肥として利用することができます。もちろん、土壌や農地によって施肥効果には大きな差が出てきますので、生成物の成分分析は必ずおこなう必要があります。
Perfomance
- 01分解できる生ゴミ種類
- 肉、魚、野菜、穀物、お菓子、残飯(投入比率は単一物が30%以下として下さい)
- 02分解に時間がかかる物
- ネギ、タマネギの皮、パイナップルの皮、魚の皮、鶏・ウシ・豚の骨、漬け物
※エビ、カニ、骨、果実の皮などは小さくなりそのまま排出されます。
- 03投入してはいけない物
- ビニール、プラスチック、金属、ガラス、布、紙、ゴム、塩、防腐剤、石、土
N53PJ 高速発酵処理機
生ゴミを土中に埋めれば、自然界の還元力により分解消滅することは広く知られています。これは、土壌中に棲息する有機物分解バクテリアの働きによるものですが、さまざまな環境要因により通常、堆肥化には長期間を要します。高速発酵処理機[N53 PJ]
は、これら自然の原理を応用し、微生物が活発化する最適環境を作り出すことで発酵時間を大幅に短縮させ、有機性資源を分解減容、堆肥化する装置です。
FAQ
- Q
機種選定時に注意することは?
- A
生ゴミ排出最大量を把握して下さい・投入量(1H当たりの)が処理能力を超えない機種選定をして下さい。単一食材の処理は発酵不良を起こすことがありますので事前にご相談下さい。バクテリアによる発酵・分解はタンパク質と炭水化物の構成比バランスが条件になります。単一食材はこの構成比バランスがくずれていることが多く、機械の処理条件の変更が必要となります。標準仕様は周辺気温0~40℃です。これ以外でのご使用の場合はご相談下さい。
- Q
処理後の生成物は?
- A
特殊肥料、土壌改良材として使えます。堆肥として使う場合は通気性のある容器に入れ1〜2ヵ月間程度2次発酵させて下さい。施堆する場合は、1㎡当たり300〜500gでご利用下さい。
- Q
排出物は安全なのですか?
- A
高温発酵のため有害微生物・病原菌などは安全なレベルまで殺菌されます。なお、排出物を手で触った場合は手を洗って下さい。
- Q
投入してはだめなものはどんなものですか?
- A
無機質(金属・ガラス類・砂利・プラスチック・ビニール・ゴム)、食用油、大きな骨、大きな貝殻、タバコの吸殻、薬品、布、ポリ袋、ひも、木の枝など。
- Q
どんな菌を使っているのですか?
- A
自然の土壌より取り出した有機微生物の複数種で好気性高温菌で安全です。